出会いの話

婚活パーティ経験記 無我夢中の池袋編

僕はマンガやアニメが好きです。

好きなアニメは?と聞かれたら「エヴァンゲリオン!」という無難な返答をしつつ、

「何言ってるんだ?10個に絞るのですら無理なのに」と思っている捻くれたタイプです。

結婚をしてパートナーと過ごすことになっても好きなものは好きでいたいし、楽しみたいと思いますよね。

できるなら、一緒に楽しんでもらいたいと思うのはふつうのコトだと思います。私もそうでした。

そこで、婚活パーティの紹介サービスのサイトで予約を入れたのは「アニメ・マンガ好きさん集まれ」的な会でした。

前回の初の婚活パーティーで痛い思いをしてきたのですが、実はその帰りの電車で検索して参加応募していました。

アニメ好きの男性は大人しい人が多く、相対的に自分が積極的に動ける人になるのではと思ったからです。

さらに、平日の夜ということでライバル男性も少ないのでは〜と根拠のない想定をしていました。

男性も来づらいなら女性も来づらいんですけどね…

めちゃダサい戦略ですね。

そしてこの判断が初回よりも辛い結果を招くことになりました。

今回の会場は池袋駅から徒歩5分ほどの雑居ビルの4階か5階、1階になか卯があって何度も目の前を通った事がありますが、まさかこんな場所で婚活パーティが行われているとは思いませんでした。

なか卯を正面に視線を上げて上の階を見ると、婚活パーティ会場っぽい看板が外に向けて掲げられていて、気がついていないだけでした。新宿の会場もそうでしたが意外と婚活パーティ会場って身近にあるんですね。

仕事を早く切り上げて19時開始に間に合うように池袋駅から開場前までスムーズに到着。

エレベーターを上がると受付があり、その先はレストランのような会場が広がっていました。

前回のパーティ会場は半個室のように区切られていたのですが、

今回は二人用のテーブルと隣のテーブルの距離は50センチくらいで話し声がよく聞こえそうです。

婚活パーティ開催の各社も色々考えているんですね。

パーティの仕様で前回と大きく違うのは夕飯つき、ということです。

出会いがなくても参加費の5000円でご飯を食べたと思えばいいかな、と思って参加しました。

会場案内のサイトにはお菓子やスイーツと軽食を用意している、と書いてあったので、

シュークリームなどのお菓子とサンドイッチやスパゲッティ位を想像していましたが、

前回の紙コップでお茶を飲む形式に比べたら全然良いのではないでしょうか。

受付を済ませて荷物をクロークに置き、フロアに入るとフロアの中心にテーブルが置かれていて、

それを半分取り巻く形でテーブルとそれ挟んで向かい合わせにイスが2脚ずつ配置されています。

その数7卓。

…7卓ってことは、女性は7人だけなのか。

前回は20人くらいいたけど多い方だったのかもしれないな〜と考えながら

指定された席に向かいながら、フロアの中央にあるテーブルから良い匂いがするので目を向けると

そこにはコンビニで見るようなおでんを温める機械(?)を一回り小さいのが机の上にありました。

そしてその隣には駄菓子が並んでいます。

そう、これがスイーツ&軽食ですww

おでんを温める機械は蓋が閉められていて中は見えなかったのですが、

匂いが完全にコンビニのあれでした。

パーティの中に蓋が開けられましたが、まぁおでんです。

おでんのタネは何種類か入っていましたが、コンビニの具材のほうが立派に感じるほど小さいサイズのタネでした。

ご飯はあくまでBプランです、本命である好みの女性とのマッチングができるならAプラン達成でコスパ的に問題ありません。

時間になり、MCの方が挨拶を初めて会がスタートします。

最初に付いたテーブルの向かいには既に女性がいる状態ですが、

お互いプロフィールカードを書く必要があり、

話しかけずに無言で10分ほど過ごしていたので少し気まずいです。

しかし、既にスタートしてしまったので

「こんにちは、プロフィールカードを交換しましょうか」と声を掛け会話を開始しました。

プロフィールカードは相手のことを知ると同時に相手に心地よい会話ネタを提供する糸口が隠されたヒントシートでもあります。

趣味の欄やハマっていることなど、盛り上がりやすいネタを選ぶのがおすすめです。

ちなみに、趣味や好きなことについて話をすると女性のとある一面が見れます。

その一面は、マウントを取りがちな人かどうかです。

例えば旅行が好きな女性がいたら、「これまで行った中で好きな国はどこですか?」と聞くよりも

「これから行きたい国はどこですか?」という未来のことの話をしてみて下さい。

本当に旅行が好きな人であれば行きたい国のことを楽しく語ってくれると思います。

もし、本当に旅行が好きなのではなくラグジュアリさや豪華な体験が好きだった場合には、未来のことの質問をしたはずなに、気がつけば過去に行った豪華な旅行体験の話をしてますw

僕はそういう人とは価値観が合わないため、見た目が良くても避けるようにしていました。

どんなに容姿が好みでも価値観が合わないと結婚生活は送れないですからね。(バツイチ経験より)

今回の婚活パーティは会話が楽でした。

盛り上がりやすいネタは「マンガ・アニメ」に絞れるので、その欄の情報を元に話をすると会話は盛り上がります。

今回は7:6(女性が一人欠席)だったのですが、人数が少なかったため一人あたりの時間が長く楽しく盛り上がれます。

大人しいオタク女子を狙うニワカオタク男子達と違い、正真正銘のマンガ・アニメ大好きな私にその部分の死角はほぼなく、どんなジャンルでも人気作品の知識を元に会話ができます。

今回は、行ける!と自信に溢れていた私は大きな落とし穴にハマっていました。

この会は参加者人数が少ないことで一人の相手と話す時間も回数も多く、

好きなジャンルのオタク会話でもネタが尽きてきます。

そこで少しづつプライベートや恋愛のの話をしていけば良いと思うのですが

(もしかしたらそれが主催の狙いだったのかもしれませんが)

僕はオタクネタが無尽蔵に出てくるので止まりませんでした。

そこで大きな勘違いをしていました。

オタク会話盛り上がる=価値観が合う=好みの女性

という、なんだかよく分からない勘違いです…

大変失礼な話ですが、お相手の女性の顔も何も覚えていませんが

ゲーム業界で仕事をされている方が職業柄幅広く作品を知っているため

一番話しが盛り上がり非常に楽しかったので、最後のトークタイムでは話す人を選ぶ機会がありましたが迷わずその方を選んで再度オタク会話をして、最後の意中の女性のナンバーを記載して投票する時にもその方を選んで、見事相思相愛!マッチングしました!

人生初、婚活パーティでマッチングしたのです!!

…彼女候補?結婚相手?

マッチングした後に急に冷静に脳が落ち着いて行く中、

他の参加者に拍手をもらいながら先に退場をさせて貰いました。

パーティが終わった後は自由で、食事に行っても、連絡先を交換してその場は分かれるのでも自由です。

冷静になった私は、駅に向かう途中でそれまでのオタクネタではなく

プライベートなどの質問などをしながら、1,2時間前の自分の愚かさを反省しておりました。

Hさん「週末何をされるんですか?」

女性「仕事関係の方と集まってタコパしてます!」

Hさん「仕事遅いお仕事ですが大変ですよね」

女性「クタクタで帰って一人タコパしながら焼酎飲んでます!」

(あれ?お酒はあまり飲まないってプロフに書いてあった…)

Hさん「池袋駅から電車ですよね?一緒に向かいましょうか」

女性「私、電車賃ちょろまかして自転車通勤なんですよ!駅の反対側に路駐してるので駅まで送ります!

   今日は帰りに明日のタコパの材料買わないといけないのでこの後ご一緒できなくてごめんなさい!」

プライベートの話をしたら半分タコパで出来ている女性でした。

(それはそれで可愛らしい感じしますね、後から見ると)

容姿が好みとかそうとかじゃなくて、オタク会話以外の会話が全然噛み合わなくて駄目でした…

その後LINE交換をして、2回ほど食事をご一緒したのですが(たこ焼きではないです!)やっぱり合わず

お付き合いをしないで終わりました。

色々な反省点のある第2回でしたが、マッチングするという経験を得て成長できました。

教訓として、夢中になると目的(婚活)を見失うので、オタク向けの婚活パーティは封印することにしました。

2回の婚活で色々学んだHさんは、更に婚活パーティに参加を続けます。

参加している方は女性と男性いずれも一期一会なので、積極的になっても恥ずかしくないんだ、と考えて参加すると自然と積極的なアプローチができるようになりました。

その後、青山にある伊藤忠の敷地内のレストランで100人規模のパーティに参加したり、

ヨガパーティなる謎の婚活パーティに参加したりしましたが、

マッチングしやすかったのは普通の形式の男女合計で20〜30人規模のパーティでした。

次回は普通の婚活パーティのレポを書きたいと思います。

「やり直しの銀座編」です